令和6年度ヘルシーキャンパス・プロジェクトの一つとして、去る9月3日(火)午後、文教キャンパスの会場にて、教職員を対象とした『一次救命処置講習会』を開催しました。当日は、文教キャンパス以外のキャンパスからも多くのお申し込みがあり、39名の方にご参加いただくことができました。
講師に長崎北消防署の浦救急救命士をお招きし、長崎市の救急搬送の実態や救急車が到着するまでの救急処置の必要性等についてご説明いただきました。
その後、一次救命処置の①安全・意識・呼吸の確認方法、②胸骨圧迫法(心臓マッサージ)、③AED使用方法についてロールプレイがあり、5名ずつのグループに分かれて、長崎大学病院の中山看護師をはじめ、保健センターの医師や保健師の補助のもと、参加者全員に実践していただきました。
参加者の皆さんは、「胸骨圧迫」の大変さを実感された方が多く、一定のリズムと力加減で圧迫を続けることの難しさに驚いた方も多くいらっしゃいました。また、講師やスタッフに「救助する際の安全確保の仕方」や「怪我等で所定の位置に胸パッドを貼れない場合の方法」「呼吸しているかどうかが分かりにくい場合の確認方法」等についても積極的に質問し、熱心に学ぶ姿がとても印象的でした。
実施後のアンケート結果では、参加者全員が「とても満足・満足」「今後に大いに役立つ、役立ちそう」、「講習内容が非常にわかりやすい、わかりやすい」、「他者にも参加を勧める」との回答を頂きました。また、アンケートには「いざというときに学んだことを活かしたい。せっかく学んだことを忘れないように、繰り返し参加していきたい」というご意見も多く見受けられました。
長崎大学・長崎大学関連施設(病院を除く)には、約40台のAEDが設置されており、2-3年に一度ほどの頻度での稼働があります。皆さんもいざというときにすぐに救命処置ができるように、今一度一次救命処置の方法を復習、学んでみてください。
【講習会の様子】