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医療機関(婦人科)を受診する目安について

 

下記の症状があれば医療機関を受診するか、保健センターにご相談ください

【月経】
月経が3カ月こない

周期がバラバラ(周期ごとの変動が7日以上)

※初経後、2~3年は月経周期がバラバラであっても、あまり心配はいりません。
月経周期が短い(月経初日から次の月経が来る前日までが24日以内)
月経周期が長い(月経初日から次の月経が来る前日までが39日以上)
月経がすぐに終わる(2日以内)

月経が長く続く(8日以上)
月経量が少ない(月経の多い日でもおりものシート1枚で対応できる)
月経量が多い(30分おきにナプキンの交換が必要)

 

【不正出血】
月経時期・排卵時期※以外に原因不明の出血がある、
※月経開始から2週間前後の排卵時期に出血がある際は、排卵性出血の場合が多く、経過観察でよいことが多いですが、繰り返す場合は受診が必要です。
性交時に出血する

 

【痛み】
月経痛がひどく、薬が効かない
月経以外にも下腹部に痛みがある、性交時に痛みがある

 

【帯下(たいげ)(おりもの)】
おりものが増えた、においが気になる、無色~クリーム色以外の色

 

【外陰部(がいいんぶ)】
何かできている、何か出てきている、かゆい、痛い

 

【その他】
月経の前にイライラしたり落ち込んだりし日常生活に支障がある

 

画像をクリックするとPDFが表示されます。

 

保健センターの婦人科相談に関してはこちらに掲載されています。

 

よくあるご相談(婦人科)
 
月経のたびに鎮痛剤を服用したら、薬が効きにくくなりませんか?

用法・用量を守り、数日程度、服用する場合は全く問題ありません。月経痛は我慢しなくてはいけないものではありません。「そろそろ痛くなりそう」といった、本格的に痛くなる前に服用するのが効果的です。また、下腹部を温める(ゆったり入浴、カイロを貼る)、ストレッチやウォーキングをするなどのセルフケアを試してみましょう。

 
月経痛がひどいのですが、病院に行くか迷っています。

月経痛の感じ方は個人差があります。日常生活に支障が出るような場合、「月経困難症」と診断されます。その中でも、病気が原因で起こる生理痛を「器質性月経困難症」と言います。急に痛みが強くなった、痛み止めが効かない、出血量が多すぎるといった場合は、子宮内膜症や子宮筋腫などの疾患の可能性もあります。一度、検査を受けましょう。

 
月経前症候群(PMS)とは何ですか?

月経前、3~10日間続く精神的あるいは身体的症状で、月経開始とともに軽快ないし消失するものをいいます。症状は、情緒不安定、イライラ、抑うつ、不安、眠気、集中力の低下、睡眠障害、食欲不振・過食、めまい、倦怠感、腹痛、頭痛、腰痛、むくみ、お腹の張り、乳房の張りなどがあります。

 
月経前症候群(PMS)はどのようにしたら軽減しますか?

・塩分や刺激物、糖分の多いものはとりすぎないようにバランスの良い食生活を心がける

・マグネシウムなどのミネラルやビタミンB群の多い食品を摂取する

・イソフラボンが多く含まれる大豆製品を積極的にとる

といった方法を試し、自分にあったセルフケアを見つけることをおすすめします。また、ストレスがあると、PMSの症状は強くなるので、いつも以上にリラックスと休息を心がけましょう。無理のないスケジュールを組むなどの対策も必要です。

PMSは薬で改善できるケースも多いです。セルフケアだけに頼らず、低用量ピルや漢方薬を処方してもらうなど、日常生活に支障をきたすほどつらいときは、我慢しないで、受診することが大切です。

 
症状が何もなければ、婦人科を受診しなくていいですよね?

疾患があっても、自覚症状がない場合もあります。性交歴のある女性は子宮がん検診を受けましょう。20歳以上の場合は、住民票のある自治体のがん検診を利用し、比較的安く検査をうけることができます。

 
関連リンク
 

女性の健康推進室ヘルスケアラボ
厚生労働省の研究班が作成した、女性の健康を支援するための情報提供のウェブサイトです。ライフステージ別女性の健康ガイド(知っておきたい病気の情報)や女性の病気セルフチェックなどが掲載されています。

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